紫外線LED反射装置試作の目的
近年、コロナ禍で殺菌力の高いUV-Cを出す紫外線LEDが注目されています。
課題は変換効率が低いため殺菌に必要な強い紫外線を出すことができない、又紫外線の方向をコントロールしきれていないことにあります。
弊社は上記の課題を解決するために、低い紫外線LEDから出る紫外線を効率よく集光し、コントロールできる反射装置を試作し、装置の評価を行いました。
紫外線LED反射装置の概要
紫外線による分解、変質を避けるため、アルミニウムを用い反射鏡を作成しました。
反射効率をあげるため内部を鏡面加工しました。
この反射鏡に紫外線LEDを取り付け、紫外線LED反射装置の試作品を作成し、効果を実測しました。
測定結果
紫外線強度計を使って紫外線LEDのみ場合と反射鏡がある場合の比較を行いました。
反射鏡を用いることで紫外線が集光して中心強度は約70倍になることが分かりました。
これにより紫外線の照射範囲をコントロールでき、更に紫外線強度が向上するため、効果的な紫外線殺菌装置の開発が可能になることが実証されました。
現在、反射鏡の追加実験等を行い、紫外線を照射の空間殺菌も含めた応用を考えていますので、ご興味のある方は是非弊社にお問い合わせをお願いいたします。